「丸顔の方はハチにボリュームが出やすく、髪が広がって頭が大きく見えてしまうことが…。丸顔のミディアムヘアこそ、横に広げずに”縦長の印象”をもたせることが重要になってきます。ハチのボリュームを抑えながらも、顔の余白をカバーしつつ髪に動きを出し、今っぽいニュアンスを目指したのが今回のスタイルです。レイヤーを全体的にバランスよく入れ、大人っぽいおしゃれ感を意識しました」
【大きくみえがちな頭をキュッと見せ、小顔もかなえたい】【柔らかく自然な動きを出したい】というニーズに応えるミディアムヘアのポイントとは…。
■【丸顔×ミディアムヘア】の正解:絞りすぎず毛先に厚みを残したレイヤーで縦長シルエットに整えつつ、大人っぽくこなれた印象に!

仕上がり

サイド

バック
HAIR CHART
(1)やわらかさ (柔→硬)★★★
(2)ボリューム (少→多)★★★★
(3)髪の太さ (細→太)★★★
(4)うるおい (乾→潤)★★
(5)白髪の量 (多→少)★★★★
「ベースは鎖骨とバストの間くらいの長さのミディアム。全体的に動きを出したいのでレイヤーは表面中心に入れつつも、毛先に厚みを残し、絞りすぎないのがポイント。やや前上がりシルエットではありますが、アウトラインの傾斜を前上がりにしすぎず、今っぽいバランスにこだわっています。前髪はサイドに流す前提で長めに作っています。レイヤーと前髪の効果で動きを出しながらも縦長シルエットを強調させ、頭の形もすっきり、顔立ちもシャープな印象に」
■スタイリング術:分け目をリセットしてから、アイロンでナチュラルかつ軽やかな動きを出して
「全体的にレイヤーを入れているので、さらっと巻くだけで動きが出て、今っぽい柔らかさとニュアンスが出せます。より自然な動きを出したいので、アイロンは38mmのやや太めのものを使うのがおすすめ」

スタイリング前
1:まずは毛先をざっくりと外巻きに

毛先をワンカール外巻きにしていく。ざっくりと多めに毛束をとって巻き、ラフなニュアンスに。
2:トップをふんわり内巻きに

トップ部分の髪はふわっと持ち上げながら、毛先のみ内巻きにして自然なボリュームを出して。
3:耳前の毛束も巻いて、こなれ感アップ

レイヤーが入っている部分を強調させて、トレンド感をプラス。耳前の顔周りの毛束をとり、内巻きに。首の横に動きが出て、抜け感も出せる。
4:顔周りはリバースに巻いて大人っぽく

顔周りはリバース巻きに。ハチ部分はボリュームを抑えたいので、顔に添わせるようにして中間から毛先にかけてを巻くイメージで。前に少し引き出しながら巻くと顔周りにさらりとかかる毛束のニュアンスができ、縦長シルエットがより強調できる。
「スタイリングには軽めのオイルがおすすめ。中間から毛先にかけてなじませて。さらに巻いた後にエアリースプレーをかけ、ナチュラルな巻き髪をキープ」
POINT<老け見えをくい止めるポイント3か条>
(1)丸顔はカットでもスタイリングでも横の広がりを抑え、縦長シルエットを意識する
(2)程よくレイヤーを入れながらも毛先に重さを残したスタイルが今っぽい
(3)太めのアイロンで適材適所に外&内&リバース巻きをミックスさせ、こなれた動きをプラス